2004年 12月 10日
JTの演奏スタイルができるまで(その6) |
Peavey社のHPに掲載されたJohnのインタビューの続きです。再結成から5弦を使い始めるまでの話。
Peavey News: NOVEMBER 2004 ARTIST OF THE MONTH: DURAN DURAN
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Peavey: Peaveyを使うようになったのはいつですか。Astronautの録音中ですか。
John: Astronautの録音の経緯なんだけど、曲を書くのに2年かかっているんだ。それもずっと続けてじゃなくて。僕はLAに住んでいるので、ロンドンにいって何週間か作業して、帰ってくるという具合だった。バンドの周辺もビジネスとして再構築して行く過程にあった。マネジメントもいなければ、法務担当もいないし、レコード会社とも契約していなかったからね。そういうのを何とかしようとしていたんだけれど、時間がかかったよ。2年近く経ったところで、ツアーに出ることにした。行き詰まったような感じがしてきたからね。ビジネス面からではうまくいかなかったんで、僕たちがまた主導権を取った。これはとても重要だと思う。僕は古い人間だから、曲を書いたらそれをステージで聴衆に向けて演奏して、聴衆から反応があったら、遅かれ早かれレコード会社と契約できると思うんだ。
どこかのレコード会社の有力者が「はいはい、ヒット曲は聴いています。話を進めましょう」っていうのを待つうちに2年経った。僕たちは、ちゃんと契約してくれる人物が現われるのを待っていた。でもなかなかそういう訳にはいかなかった。それでツアーに出ることにしたんだ。ライブで演奏するようになったら、もちろん全てが変った。というのは、ライブは自分達と聴衆だけのものだからね。現場と関係のないお偉いさんに署名してもらう必要はないわけだ。それやこれやで気がついたら、たくさんのコンサートで演奏していて、凄いことになっていた。
ニューヨークの・ウェブスター・ホールでギグをやった時、僕の技術担当者が5弦のPeavey Cirrusを持ってきたんだ。それまで5弦のベースをいいと思ったことはなかった。すごく難しい楽器で、ジムで身体を鍛えておかないと弾けないとか思っていたよ。彼がこのPeaveyを持ってきた時、まず、美しいトラ目仕上げに驚いた。信じられなかったね。僕が81年に初めて使ったベースアンプはPeaveyだ。すごく昔のことだったし、楽器を作っているとは思いもよらなかったよ。もちろん、音も夢のようだ。名器だね。音色の幅がすばらしいんだ。その日からすぐに使い始めたよ。それから英国ツアーの後、スタジオに戻ってレコードの再編集作業をかなりやった。この時は全部Cirrusを使ったよ。
Peavey News: NOVEMBER 2004 ARTIST OF THE MONTH: DURAN DURAN
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Peavey: Peaveyを使うようになったのはいつですか。Astronautの録音中ですか。
John: Astronautの録音の経緯なんだけど、曲を書くのに2年かかっているんだ。それもずっと続けてじゃなくて。僕はLAに住んでいるので、ロンドンにいって何週間か作業して、帰ってくるという具合だった。バンドの周辺もビジネスとして再構築して行く過程にあった。マネジメントもいなければ、法務担当もいないし、レコード会社とも契約していなかったからね。そういうのを何とかしようとしていたんだけれど、時間がかかったよ。2年近く経ったところで、ツアーに出ることにした。行き詰まったような感じがしてきたからね。ビジネス面からではうまくいかなかったんで、僕たちがまた主導権を取った。これはとても重要だと思う。僕は古い人間だから、曲を書いたらそれをステージで聴衆に向けて演奏して、聴衆から反応があったら、遅かれ早かれレコード会社と契約できると思うんだ。
どこかのレコード会社の有力者が「はいはい、ヒット曲は聴いています。話を進めましょう」っていうのを待つうちに2年経った。僕たちは、ちゃんと契約してくれる人物が現われるのを待っていた。でもなかなかそういう訳にはいかなかった。それでツアーに出ることにしたんだ。ライブで演奏するようになったら、もちろん全てが変った。というのは、ライブは自分達と聴衆だけのものだからね。現場と関係のないお偉いさんに署名してもらう必要はないわけだ。それやこれやで気がついたら、たくさんのコンサートで演奏していて、凄いことになっていた。
ニューヨークの・ウェブスター・ホールでギグをやった時、僕の技術担当者が5弦のPeavey Cirrusを持ってきたんだ。それまで5弦のベースをいいと思ったことはなかった。すごく難しい楽器で、ジムで身体を鍛えておかないと弾けないとか思っていたよ。彼がこのPeaveyを持ってきた時、まず、美しいトラ目仕上げに驚いた。信じられなかったね。僕が81年に初めて使ったベースアンプはPeaveyだ。すごく昔のことだったし、楽器を作っているとは思いもよらなかったよ。もちろん、音も夢のようだ。名器だね。音色の幅がすばらしいんだ。その日からすぐに使い始めたよ。それから英国ツアーの後、スタジオに戻ってレコードの再編集作業をかなりやった。この時は全部Cirrusを使ったよ。
by saltintherainbow
| 2004-12-10 14:15
| News (DD.com)